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奥秋 曜子(おくあき ようこ)
料理家・洋菓子研究家

ブログ(日記帳)

 
 
 
   
   
 

2014年2月

 
 
2/25教室の様子がHERS 3月号に掲載されました!


詳細はこちら>>>『食べたい物が作れる料理教室』
 
 

2013年3月

3/12  大豆のカレー

  先日、農林水産省が推進している「フードアクション」の一環として、国産の大豆の消費をすすめるレシピを作りました。(詳細は、農林水産省のHPをご覧下さい)

 地元のTV局でもレシピを紹介したのですが、私は山梨が誇る地鶏、「甲州地鶏」と県産の大豆を組み合わせてみました。
 甲州地鶏は、安全な飼料と、のびのびとした環境下で肥育された鶏肉なので、骨付きの手羽元を使い、だしも同時にとりました。コラーゲンがたっぷりなので、冷めると煮こごりのような状態になり、(゜O゜)びっくり!
 ぜひ、多くの方に知ってほしい食材の一つです


 
 

2013年1月

1/24  タケイコーヒー60周年

 今年は記念の年です。

 昨年引き継いだタケイコーヒーは、創業60周年を迎えました。長い歴史は多くの皆様に支えられています。本当に感謝・感謝・感謝・・・・の一言に尽きます。
 
 また、私の料理教室も15周年を迎えることとなりました。
これまた多くの皆様のおかげです。

 節目の年に改めて振り返ってみますと、本当に多くの方々に支えられてきたのだと実感しています。スタッフをはじめ、生徒、タケイのコーヒーを長年愛してくださっているお客様、先代のオーナー夫妻、取引先の皆様・・・・。
 
 今後は今まで以上に努力し、コーヒー事業を発展させ、また料理の仕事も充実させるようにがんばっていこうと
思います。

 

2012年10月

10/31  11月1日は紅茶の日です

 office OKUAKIが運営するタケイコーヒーでは紅茶も量り売りしています。
(どうやら市販の紅茶は缶も高いようで・・・量り売りはお財布にも環境にも優しいですね)
デイリーユースに最適なセイロンのブロークンをはじめ、ニルギリ、アッサム、ダージリンなどなども取りそろえております。

 フレーバードティも何種類か奥秋が試飲して皆さんにオススメしたいものを仕入れました。
 寒いこの季節にぴったりの金時しょうが入りの紅茶は紅茶と生姜のみで、甘くはありません。
 トワイニングの「レディグレイ」は、アイスでもホットでもいけますよ。アールグレイよりもソフトな香りで、柑橘系と矢車菊の風味に癒されます。

 今月19日からタケイコーヒー共催のセールを開催します。
 この時に召し上がることもできますので、ぜひ皆さんお出かけください。

 

2012年06月

6/22  ワイルドなスギブレンドが復活だぜ!!

 60年の歴史あるコーヒー店「タケイコーヒー」の4代目を襲名して早くも半年が過ぎようとしています。
 初代から受け継がれたオリジナルのブレンドは、多くの方に愛されています。現在はそのブレンドの味を守るのに必死ではあるのですが、先代から「そろそろ、奥秋さんのオリジナルのブレンドを作ってみたら・・・」と、お許しが出ましたので、挑戦してみようかと思いました。

 ところが、いろいろ試作してみても、思うようにはいきません。現在ある7種類のブレンドを越えられるようなものはできません。
 もうすでにA~Fブレンドと、ブルマンブレンドで、お客様のお好みは十分に網羅されているような気がします。
 初代から三代目までが守ってこられたブレンドの歴史の厚みは長い年月と、大勢の常連のお客様とでつくりだされた、私などはとても足元にも及ばないようなすばらしいものだと、実感しています。

 かつて、「スギブレンド」というブレンドがあったそうです。これは、スギさんという方が経営されていた店のためのブレンドなのですが、現在はもうそのお店はありません。とてもおいしいブレンドで、コクがあり、香り高く、ボディのしっかりとしたコーヒーです。
 先月の教室のイベントに合わせて、このブレンドを復活させてみました。召し上がった方は、皆さんとても気に入ってくださり、今日も「お友達に差し上げる」と、また買いに来てくださる方がいらっしゃいました。

 ですから、今後もこの「スギブレンド」を定番のブレンドに加えてみようかと思っています。

 発売のタイミングが、あのワイルド芸人のスギちゃんの登場と同じくしているので、何だか話題に乗っかったようで・・・・。しかも、スギブレンドの味は、けっこうワイルドなので、心苦しいのですが・・・・。
 一発屋(?)で終わらないように、大切に守っていきたいと思います。

 

2012年04月

4/11  春の花

 今年はいつまでも冬のような寒い日が続いていますね。
そのせいか、ようやく桜の花が満開になり、桃の花の開花も始まっています。
 所によっては、まだ梅の花が咲いていたり、庭先の椿の花も咲いているところもあります。

 甲府では、梅の花が咲き、次いで桜、そして桃が咲き、すももの白い花で春の花の時期が終わるのですが、今年はこれらの花の時期が重なってしまいそうです。

 ところで、花が散る時の表現に違いがあることをご存知ですか?
梅の花は「こぼれる」と言い、椿は「落ちる」、桜は「散る」と、昔の人は変えていました。「花がこぼれる」というと、「ああ、梅の花が散ったんだな~」と、理解していたのです。
 何だか奥ゆかしくて風情のある表現ですよね。そして、花の散り方を的確に表現しています。

 山梨は本当に春の花が楽しめる良いところですよ。

 

2012年03月

03/22  日本点字図書館

 今日は日本点字図書館へ行ってきました。

 ここは、その名の通り、視覚障がい者のために書籍の点訳などを行う場所です。
 それ以外にも、生活をサポートするグッズの販売やオリジナルの情報を発信しています。

 このたび、この日本点字図書館発行の「ホームライフ」という録音書籍のお料理のコーナーを担当することに
なりました。
 4月から担当しますが、今回はその録音を行いました。

 ひさしぶりにマイクの前でしゃべったので、緊張しました。
 また、映像がなく、音声だけで料理のレシピを伝えることの難しさも再確認させられました。できるだけ、分かりやすい表現で簡単にレシピを紹介したつもりでしたが、終わってみると、反省することばかりです・・・・。

 次回はもっと分かりやすくて、皆さんが作りたくなるようなレシピをご紹介したいと思っています。

 
 

2012年01月

01/18  タケイコーヒーがオープンしました!

 今月5日に、ようやくタケイコーヒーをオープンさせることができました!!

 東電さんの動力の工事が手惑い、やきもきしたのですが、前オーナーより引き継いだ機械類も動き出しました。
 私たちは「アイコさん」と呼んでいるのですが、デンマーク製のコーヒーグラインダーは、今では日本唯一の現役コーヒーミルのようです。
 今から50年ほど前に、10台ほど日本に輸入されたものの一台だとか・・・・。
 本当に働き者です。

 このアイコさん以外にも、創業当時から使っているというレジスターや、今ではめずらしい天秤ばかり、ガラスのショーケース・・・などなど昭和チックなレトロな什器ばかりです。

 どれも貴重な品なので、スタッフと一所懸命に磨いて使用しています。

 古き良き時代の「純喫茶」に足を踏み入れたような店づくりを目指しています。
 ゆっくりとコーヒーを味わう時間を一日のうちで数分でも持てたら良いな、なんて思っています。

 

 

2011年12月

12/04  タケイコーヒー

 今から60年ほど前、甲府の舞鶴城跡の石垣沿いに小さなコーヒー店ができました。

タケイコーヒーの初代店主、武井氏の淹れる香り高いコーヒーは、たちまち話題に
なりました。「タケイコーヒーのマンデリンの味が忘れられない」と、60年経った今でも
ツイートするファンがいるほどです。

 舞鶴城周辺の整備計画により、店舗は移転しましたが、2代目の広川氏、そして
3代目の平賀夫妻にその味は受け継がれました。

 このたび、タケイコーヒーを移転、継続して平成24年1月5日より営業を引き継ぐ

こととなりました。今後は歴史あるタケイコーヒーの味と伝統を守り、さらには紅茶、

ハーブティとバリエーションを増やしていく予定です。

 料理教室ともとも、なお一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

 詳細はこちら>>> タケイコーヒー (※PDFファイルが開きます)


 

2011年11月

11/24  富士レークホテル

 先月、IAUD(国際ユニヴァーサルデザイン協議会)の視察で河口湖にある「富士レークホテル」に行ってきました。
 ホテルではめずらしく、われわれIAUDの食のプロジェクトで作成した「やけど注意」のピクトグラムを採用してくださっています。

 また、このホテルは今から12年ほど前にユニバーサルデザインに取り組んでいます。
 客室は車いすでも宿泊できるように工夫されています。

 さらに、食事もキザミ食やミキサー食にも対応してくれます。

 例えば、普段は遠く離れているおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に泊まる。家族と同じものをキザミ食にして食べたいというお年寄りの希望にも対応する。一緒にお風呂に入る・・・・。など
本当にキメ細かく対応してくれるので、安心して宿泊できます。

 私が感動したのは、社長さんの心意気だけでなく、ホテルのスタッフの方々が皆、ホスピタリティあふれる接客をしてくださったことです。
 駅までの送迎、館内でのあいさつ、説明の仕方・・・などなど本当に心遣いが自然で温かかったです。

 館内の施設もすばらしいのですが、やはり人と人とのつながりはもっと大切だな~と、実感した一日でした。

 今、河口湖は紅葉が見頃です。冬の富士山はとても美しいです。
河口湖周辺にはさまざまな観光施設も、たくさんあります。
 東京からだと電車でもバスでも乗用車でも2時間弱で到着します。

 ぜひ、一度河口湖へお越しください。

 富士レークホテル >>> www.fujilake.co.jp


 

2011年10月

10/17  電子レンジ鍋

 このたび、カタログハウス「通販生活」に紹介されている「電子レンジ鍋」をミヤオカンパニーさんと共同開発しました。

 最近は電子レンジで調理ができるシリコンのスチーマーなどが話題になっていますが、私はあえてセラミックで作っていただきました。
 シリコン製のものは、デザインや色もかわいくて良いのですが、ぐにゃっという触感が嫌です。特に目の不自由な方などは、不安定で使いにくいとおっしゃっています。私も同感です。
 樹脂製のものですと、ニオイ移りや色移りが気になります。

 ですから、セラミックにこだわりました。

 さらに、ミヤオさんの技術はすごいです。電子レンジはどうしても加熱ムラが生じるのですが、底に発熱体が、側面と蓋には反射膜がついています。ですから加熱ムラが少なく、煮物などはおいしく短時間に仕上がります。

 大きさは夫婦2人のおかずや、炊飯にちょうど良いサイズですので、じゃまになりません。

 また、視力の弱い方にも見やすいように、黒い色にしました。(食材の色とのコントラストがはっきり分かりやすいので)中の水線は、シールなどではなく、凸線をつけていただきました。

 私はレシピ集の監修を行ったのですが、ご飯からスイーツまで65種類のレシピが掲載されています。炊飯を除き、基本的には10分以内で加熱が終了するように工夫してみました。
 電子レンジは短時間に加熱できるので、案外、電気を使っていません。時短・省エネ ですよね。
 また、ホウレンソウなどは、熱湯で茹でるよりもビタミンの損失が少ないし、油を減らした中華などもできますので、ヘルシーですよ。

 購入は「通販生活」の雑誌・HP・電話で。

 http://www.cataloghouse.co.jp/
 TEL 0120-221-921


 

2011年09月

09/05  安曇野の清流

 先 日、松本の仕事が早く終わったので、NHK連続ドラマの舞台にもなっている安曇野まで足を延ばしてみました。

 大王わさび農場の駐車場の脇に、ドラマに登場する赤い屋根のかわいい家のセットがあります。そのすぐそばを流れる川は、水が澄んでいて、たびたびドラマの場面にも使われているそうです。
 この澄んだ水がワサビを育てているのです。
 (ちなみに・・・・ワサビは英語でもwasabiです。)

 話題のスポットだからなのか、平日でも観光客が多く、私もお約束の「わさびソフトクリーム」をいただきました。
別に辛いわけではなく、ちょっと青臭くて甘いソフトクリームです。
 その後は、調子に乗って「わさびジュース」にも挑戦!青っぽいレモンスカッシュ、という感じでした。
 お土産に買った「わさびかりんとう」は、けっこうおいしかったですよ。

 長野県は高い山々の雪解けの清流が、いたるところに流れています。これからの季節は、紅葉も美しいので、また行こうと思っています。


2011年08月

08/03  キッズデザイン賞

 今年もキッズデザイン賞の発表がありました。

私は3年前の第3回キッズデザイン賞を「食の知恵袋」という食育のプログラムでいただきましたが、いつも真夏に発表なので、夏の暑さとともにその時のことが思い出されます・・・・・。

 さて、この賞はあまりまだ知られてはいないようですが、経済産業省のお墨付きの立派な賞です。
 今年はIHクッキングヒーターが2点も!受賞していました!!

 かねてからIHの安全性は評価が高かったのですが、子どもを育てる母親としては、はやり安全に子どもと一緒に料理ができることは何にも代えられません。
 また、おばあちゃんとお孫さんのように世代を超えて、料理を作る時も、お年寄りにとっても安心です。
 そして、障がいのある方でも、安心して料理が作れます。

 今年受賞した三菱さんと日立さんのIHは、子どもだけでなくお年寄りにも配慮されていて、とてもすばらしい商品だと思いました。

 さらに、IHは「省エネ」という観点でも、今この時期にぴったりです。
エネルギーを無駄なく使うIHは、それだけでも省エネなのですが、キッチンの温度を上げにくいので、エアコンの設定温度も下げることなく快適に料理が作れます。

 今一度、落ち着いてエネルギーを無駄なく使うことを考えてみたいと思います。

2011年07月

07/02  山梨のフルーツ

 毎日暑い日が続きますね~。甲府は盆地なので、夏は熊谷に負けないくらい暑く、厳しい気候の土地です。

 でも、この気候の恩恵をこうむっているのが、山梨特産のフルーツです。

 まず、春先のイチゴ! 甲府はあまり知られていないのですがイチゴ農家がたくさんあります。

 そして、梅雨の曇り空に真っ赤な果実がかわいらしいサクランボ!
サクランボは山形が有名ですが、山梨のサクランボも、とても美味しいですよ!!
 サクランボの旬は短いのですが、ぜひ召し上がってください。
サクランボ狩りも楽しいものです。東京から車や特急あずさでも1時間40分くらいですので、日帰りで楽しめると思います。

 梅雨が明けると、本格的な桃のシーズンです。先日、山梨の桃の放射性物質の検査が行われましたが、山梨のフルーツは大丈夫です!!

 暑い季節はついついフルーツも冷やして食べたくなるのですが、できれば、あまり冷やさないほうが果実本来の甘みやジューシーさが感じられると思います。もし、冷やす場合は、召し上がる30分くらい前に冷蔵庫で冷やすくらいで良いと思いますよ。

2011年06月

06/25  ステンレスが好き

 今日はクリナップさんのショールームで料理の実演のお仕事でした。
 久しぶりの実演の仕事でしたが、お客様が喜んでくださったので、充実した一日でした。

 この春にクリナップの新しいキッチン「クリンレディ」が発売になりました。
 震災の影響もあり、心配していたのですが、無事に発売となり、よかったです。

 クリナップといえば、ステンレス、という強いイメージを私は持っています。
 S.S.に代表されるように、ステンレスで丈夫なキッチン、だと思っています。
 今回発売になったクリンレディは、箱の中までステンレスにこだわった商品で、非常にクリナップらしい感じがしました。

 ステンレスは鍋やフライパンに使われることが多いのですが、それは、熱にも酸にも強く、丈夫で長持ちするからなのです。
 IHとの相性も良く、私の持っている道具類もステンレスが多いです。

 今は多少高価であっても、長く使える商品が売れています。
そういう意味では、このクリンレディは、奇をてらったものではなく、シンプルで使い勝手も良く、きっと何十年も使えるキッチンなのだろうと思いました。

2011年04月

04/25  フィッシュグリル

 今月発売になったカタログハウス社の「通販生活」の夏号に掲載されている商品「フィッシュグリル」についてお話します。
 私は、今回この商品のレシピを担当しました。これを通販生活で購入すると、12種類のレシピが掲載されたレシピブックがついてきます。

 これは、今話題の「レンジで魚が焼ける」という皿です。何を今さら・・・と、思った方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと従来品とは違うのです。

 従来、レンジは「温める」機能が主で、「調理」道具としてはあまり使われていませんでした。でも、マイクロ波を上手にコントロールすることで、こんがりと魚を焼くことができる調理道具ができたのです!

 従来品は使い捨てであったり、樹脂製であったりすることが多く、環境負荷やニオイなどが問題でした。そこで熱に強いセラミック製のものが登場したのですが、高温になるがゆえにレンジ庫内の汚れが気になります。

 でも、耐熱食器のメーカーではその技術力と実績に定評のあるミヤオカンパニーさんが開発した「フィッシュグリル」は、安心・安全なセラミックで、蓋もついています。
 さらに、アジの開きも同時に2枚焼ける大きさです。
 陶器なので、そのまま食卓に出すことができます。

 よく目の不自由な方から、「魚をグリルから取り出す時にくずれてしまって困る」とか、「裏返すのが大変!」というお話を耳にします。これならそんなことはありませんね。

 この夏は節電についても考えなければなりません。
電子レンジって、意外と短時間に調理ができるので、電気もあまり使いません。しかも室温を上げないので、涼しく調理ができます。ニオイも気になりません。
 今一度、レンジの使い勝手について考えてみたいと思います。

2011年03月

03/21  水の大切さ

 今回の大地震や津波による被害を受けた方には謹んでお見舞い申し上げます。

 今回の災害で、被災地の方から「水を送ってほしい」という声をよく聞きました。
 また、事故を起こした原子炉を冷やすのも水です。
 このように、改めて水の大切さを感じました。
 本当は、非常時だけでなく、日頃から水を大切にしなければいけないと、反省しました。

 地球はよく「水の惑星」などと言われますが、地球上に存在している水の約97%は海水です。残り3%の淡水のほとんどは、南極や北極の氷だったりするので、人間が利用できる水は、たった0.01%にすぎないと言われています。

 日本は水に恵まれた国で、私の住む山梨は水のきれいな土地ですが、もっと水を大切にしなければいけないと実感しました。
 
 私のキッチンには「ハーレーⅡ」という浄水器を備え付けています。
 これは浄水能力が高く、電気分解などしていないので、停電の時にも使えます。
 例えば、蛇口についているホースを外して水を入れれば浄水された水が反対側のホースから出てきます。
 これは断水した時にも応急的に使う事ができると販売会社の「ホームズ」さんの部長さんに伺いました。
*詳細はリンクのページの「ホームズ」のバナーをクリック!

 また、エコキュートには非常用のコックがあり、中の温水を取り出すこともできます。寒い季節には何かと使い道があります。

 このようなことを知っていると、ずいぶん安心です。

2011年02月

02/14  陳さんの新しいお店

 先日、陳建一さんがオーナーをなさっている新しいお店に行ってきました。
 日本橋の室町に新しくできた「コレド室町」の中にある「四川飯店 日本橋店」です。

 ランチは1050円~で、どれも本格的な味ですが、価格はお手頃です。
 日本橋という場所柄、昼はビジネスマンやOLさんも多く、また、品の良いマダムもゆったりとランチを楽しんでいる様子でした。

 このお店の料理長は、木村さんという私がリスペクトする料理人の一人で、彼は渋谷のスーツアンレストランの料理長も兼任していらっしゃいます。
 「さすがっ!!木村シェフ!」と、拍手を贈りたくなるようなcおいしくて、おしゃれで、やみつきになるような料理ばかりでした。

 デザートの杏仁豆腐の盛り付けも素敵でした。

 フロア担当の方たちも親切で、キッチンが見える場所に席を取ると、作っているシェフたちのきびきびとした動きも見ることができ、楽しかったです。

 やはり、おいしいものは幸せな気持ちになりますね。

2011年01月

01/11  冬のトマト

 先日知り合いの方から、かわいらしいトマトをいただきました。
まるしょう農園という山梨の農園のトマト「あまえっ娘」というトマトです。

 野菜ソムリエが作ったと言うトマトですが、栽培方法もちょっと、変わっています。土を使わずに「フィルム栽培」するのだそうです。
 なので、無駄な化学肥料や農薬を使わなくて安心です。

 さらに、それだけでなく味も見た目もGOODでした!!
「あまえっ娘」というだけあって、フルーツのように甘く、また、色が赤・グリーン・オレンジ・イエ
ロー・・・と、まさに「トマトの宝石箱や~」といった感じです。

 サラダに添えたり、そのまま食べたりしたのですが、私は洋風のちらし寿司を作って色とりどりのトマトをトッピングしてみました。
 程よい酸味と甘みが、酢めしとよく合って、とてもおいしかったです。

 また、一緒にイタリアントマトもいただいたので、こちらは「タコのラグーソース」を作って、パスタと一緒にいただきました。
レシピも掲載しますね。)

 寒い冬ですが、ぱっと明るくなるような楽しいトマトでした。

2010年12月

12/22  開運!富士山鍋

 12/19(日)に、山梨放送・静岡放送の共同制作番組「富士山ラジオ2010」がありました。

 久々の生放送だったので、ちょっと緊張してしまいましたが・・・・。山梨放送のエース桜井アナウンサーのマシンガントーク(?)も冴えわたり、とってもチャーミングな静岡放送の小沼アナウンサーと、楽しく放送を終えることができました。

 その中で、「富士山静岡鍋」というタジン型の鍋を使って、来年のラッキーフード&山梨・静岡の旬の食材を盛り込んだ鍋を作りました。
 (詳しいレシピは、山梨放送・静岡放送の「富士山ラジオ2010」のページにあります) 静岡は稲取の金目鯛、山梨は甲州地鶏を中心にレシピを考えました。今が旬の鯛は、脂が乗っていて、刺身でよし!煮付けもよし!何にしても美味しいです。
 あの「美味しんぼ」にも登場したという甲州地鶏は、肉もおいしいのですが、とっても良い出汁がとれます。骨付きの部位をコトコト煮詰めるだけなので、カンタンです!!

そして、この汁、コラーゲンがハンパないんです! ←女子、必見ですよ。

 それ以外の食材も、地元のものを使いました。都留や御殿場で富士山の伏流水を使って栽培されている「水かけ菜」。これは、来年のラッキーフード「緑の野菜」です。

山梨の明野の「大根」・静岡は朝霧高原の「卵」。卵は、やはり来年のラッキーフードです。

 とても楽しくて美味しい一日でした。

2010年11月

11/18  かんてんぱぱ

 長野県の伊那地方に仕事に行くたびに、気になっていた看板があります。
 「かんてんぱぱガーデン」と、いくつもの看板を目にしているのです。

 どうやら、あの「かんてんぱぱ」で有名な「伊那食品」の本社工場に併設された施設のようです。
 今日は天気も良かったので、足をのばして見ることにしました。

 伊那の市街地から車で15分程度。山の中にありました。道の右側は工場と研究所らしく、左側に「かんてんぱぱガーデン」がありました。

 伊那食品の商品の販売や、それを使ったレストランやそば処など、観光気分が盛り上がる施設です。
 そして、なんと紅葉の美しいことか!! もう、もみじなどは散り始めていましたが、きれいな色でした。
 聞くところによると、社員自らが手入れをしているとか。水も空気もきれいで、すがすがしい気分で、蕎麦を食べました。

 私は信州の仕事終わりには、好物の蕎麦を食べることが多いのですが、さすが信州! ハズレはありません。
 良質な水にも恵まれた土地ですので、おいしいはずです。このぱぱガーデンにも水を汲みに来ている人がいましたよ。
 
 「かんてんぱぱ」のフリーズドライの雑炊も食べてみました。結構おいしくておなかの中で膨れる感じ。ダイエットにも良いだろうと思い、さっそく購入。
 
 寒天は食物繊維が豊富な食品ですので、ぜひ上手に取り入れたいですね。
 なので、今回は寒天を使ったレシピも紹介します。

2010年10月

10/08  甲州ぶどうの収穫

 今日はワイン用の甲州種のぶどうの収穫に行ってきました。

 スローフード甲州のメンバーと、ぶどう農家の方に指導していただきながら、採りました。

 甲州種のぶどうは、山梨固有の品種で、生食用にも醸造用にも使われます。
 春に虫除けの作業をした時は、新芽が出ていた枝もたくさんの実をつけていて、本当に美しい風景が広がっています。

 でも,今年は天候不順の影響で、実のつきも、張りも良くなく、さらに鹿・イノシシといった動物による食害被害もあり、前途多難・・・といった感じです。

 このぶどうは甲州ワインになります。

 本当に1本のワインを作るまでは大変な苦労があります。

2010年09月

09/27 甲府とりもつ煮

 今年のB-1グランプリを受賞したのは、地元山梨の「甲府とりもつ煮」でした!!

 これは、今から50年くらい前に私の中学の同級生のおじいちゃんが考案したとか・・・!?

 甲府の老舗そば店「奥藤」がルーツです。新鮮な鶏肉の内臓(とりもつ)を甘辛いタレで煮からめるという、意外と単純な調理法ですが、甲府のそば店では昔からよく食べられていました。

 家で作る、というものではなく、とりもつを肴に日本酒を楽しみ、最後はソバで〆る・・・というのが通の食べ方です。
 なぜ家で作らなかと言うと、当時は新鮮な鶏肉の内臓は一般に入手困難であったからのようです。

 元祖、奥藤では、「ハツ」「キンカン」「レバー」「砂肝」で作っているようですが、キンカンやハツはなかなか入手が
難しいようですので、鶏もも肉で作ってもおいしいですよ。
 家庭でも作りやすいようにレシピを掲載しておきました。

 甲府のそば店では、それぞれの店ごとの味がありますので、何軒か食べ比べてみても、おもしろいと思います。
 
 これから山梨はブドウ狩りや、紅葉など観光にも良い季節です。ぜひ、遊びにいらしてください。

2010年08月

08/20  IHクッキングヒーターと鍋の話 ~セラミックのフライパン編~

 前回、前々回と皆さんよくご存知の「鉄」「フッ素樹脂加工」のフライパンについて述べましたが、最近よく目にするようになった「セラミック加工」のフライパンについて、今回はお話します。

 「鉄のように高温に強く、フッ素のように手入れの楽なフライパンはないだろうか・・・」と探していたところ、「セラミック加工のフライパン」を見つけました!!
 これは、電子レンジのターンテーブルやセラミック製の包丁などと同じ、陶器の仲間です。
 陶器は高温で焼き固めるので、当然、高温調理もOKですし、近年はその加工技術が進み、ナノサイズにまで小さくしたセラミックを金属に加工することができるようになりました。

 フッ素樹脂加工のように、ノンスティック性が高く、さらに、セラミック製の包丁でご存知のようにニオイが付きにくいので、衛生的です。

 さらに、リバーライトという千葉県の会社のセラミック加工のフライパンは、備長炭のような遠赤外線効果が得られます。(私が知る限り、このような遠赤外線効果の高いフライパンは、リバーライト社のものとシラルガン製品にしかありません。)
 肉や魚のソテーは、鉄のような使用感と、遠赤外線効果による旨み、そしてフッ素樹脂加工のような手入れのしやすさ・・・・と、とても気に入っています。

 さらに、このリバーライト社のフライパンは、IH各社の「予熱」「適温」などの自動機能でも、暴走せずに、いい感じにフライパン全体が熱くなってくれるので、料理教室で使うフライパンは、これにすべて買い換えました。

 ・・・・と書くと、良いことばかりのようですが、欠点もあります。それは、金属ヘラのような硬いものを使うと、キズが付きやすい、ということです。もちろん、身体に影響はありませんが、フライパンに付いたキズは再生できません。
 ですから、金属ヘラは使わずに、木ベラかシリコン製のゴムベラを使い、洗う時も金属たわしなどは使いません。
 もう一つは、流通量があまり多くない、ということです。リバーライトという会社は料理に対してまじめでしっかりしたコンセプトを持った会社だと見受けられますが、それだからゆえに(?)大量生産大量流通しないのでしょうか?
 でも、大手の百貨店やディノスの通販では見かけますので、入手は日本全国どこでも可能だと思います。

 ちなみに私は、東京電力さんのグループ会社の東電ホームサービスさんと中部電力さんのグループ会社のトーエネックさんから購入しました。

08/05  IHクッキングヒーターと鍋の話 ~フッ素加工のフライパン編~

 前回書いたように、鉄のフライパンは「油馴らし」など、面倒な手間がかかります。

そこで、手間がかからず、こびりにくい「フッ素樹脂コーティング」が生まれました。

 安価で軽く、何よりこびりつきにくくお手入れも楽なので、ほとんどの方が使ったことがあると思います。

 よく「フッ素」「テフロン」「マーブルコート」など、どこが違うの?と聞かれますが、一般的には「フッ素樹脂加工」といわれるものは、加
工の「方法」を示す名称で、「テフロン」や「○○コート」といったものは、「商品名」であると思ってください。

 ですから、ダイヤ(宝石)のほうがプラチナよりも値段が高いから、「ダイヤモンドコーティング」のほうが良い、という訳ではありません。

 このフッ素樹脂は、こびりつきにくくて便利ですが、「高温に弱い」という加熱調理道具としては決定的な欠点があります。だいたい260℃くらいから劣化が始り、360℃くらいで気化します。よく「中火以下でご使用ください」とか「空焚き禁止」と取り扱説明書に書かれてあるのは、そのためです。
 IHクッキングヒーターなどはセンサーの働きにより、300℃以上にならないようになっていますが、誤った使い方をしたりすると、フッ素の温度は300℃を超えることもあります。また、劣化が始まる260℃には、立ち上がりの速いIHでは1分半くらいで達してしまうこともあります。
 「IHにしたら、フライパンがダメになってしまった」という方がいますが、これはIHのせいではなく、使い方やフッ素の特徴をご存じないからだと思います。

 フッ素樹脂は鉄の1/217の熱伝導率しかありません。薄いコーティングなので、下の金属(フライパン本体)の熱が表面のフッ素樹脂コーティングに伝わるのですが、表面は鉄のように熱くなりません。そこで、どうしても「強火」にしたくなってしまいますよね。これが「フッ素樹脂のはがれ」になるのです。たとえ買ったばかりのフライパンであっても、高温で空炊きすれば、はがれます。

 IH対応のフライパンの中にはフッ素樹脂加工したアルミの下(トッププレートに接する面)にステンレスを貼りつけただけの安価なフライパンも販売されていますが、熱伝導があまり良くないので、食材になかなか熱が伝わりません。なので、シャキッとした炒め物ができないこともあります。
 
 一方、薄焼き卵などは、ゆっくり均等に熱が伝わるほうがよいので、きれいに焼けます。
 煮魚などは、フライパンで作ると便利です。直径が広いので、一度に何切れもの魚を煮ることもできますし、取り出す時も浅いので崩れにくいです。フッ素樹脂加工のフライパンは、焦げにくいので上手にできると思いますよ。

 フライパンも大きさだけでなく、表面の加工によって調理別に使い分けると良いかと思います。

2010年07月

07/22  IHクッキングヒーターと鍋の話 ~鉄のフライパン編~

 家庭用のIHクッキングヒーターが発売になって20年ほど経ちました。最近のIHは、どの機種も出力が2.5KW/h~3.0KW/hがあります。これは、ガスコンロの5,000Kcalに相当するとも言われ、おそらく一般家庭の主婦は「経験したことのない」高出力でしょう。ですから、「フライパンや鍋を焦がしてしまった」という話を耳にします。

 そもそも、調理をする時の適切な温度はどのくらいでしょうか?
 炒め物などをする時は、180℃~190℃くらいです。これはあくまで、フライパンの「表面温度」なのですが(底の温度ではない)ステーキなどを焼く強火の調理の時でも表面温度は、せいぜい200℃から210℃くらいです。

 食品にはほとんど「旨み」を感じる成分である「糖分」が含まれています。糖分は、加熱すると160℃~170℃くらいでカラメル化しはじめ、180℃くらいで「こんがり」としたよい焼き色がつきます。
 油脂も180℃くらいがちょうど香ばしい味の温度です。天ぷらは180℃くらいが基本の温度ですよね。
 ですから、むやみに高温にする必要はないのです。

 そこで、本題です。
 何も表面にコーティングしていない鉄のフライパンは、よく「煙が出るまで熱して・・・」と言われます。これは、鉄の表面に酸化皮膜を作るために行う「油慣らし」(鍋返し)の一行程です。つまり、鉄のコーティングのないフライパンの時にのみ行うのです。
 まず、鉄のフライパンは、IHなら強めの中で熱します。表面温度が250℃くらいになると、うっすらと煙が出てきます。すぐに油をお玉1杯くらい入れ、フライパン全体に行き渡るようにします。
 次に、この油はオイルポットなどに戻し、ここて初めて「炒めるための油」を入れます。
この「油慣らし」をしなければ、表面コーティングのしてない鉄のフライパンには食品はくっついてしまいます。
 さらに、調理が終わったら、鉄は酸や水分があると錆びるので、すぐに調理したものを盛り付け、フライパンが熱いうちにタワシやササラで洗います。原則、洗剤は使いません。食器洗浄機もNGです。
 そしてすぐに表面の水分をふき取るなどして、乾かしておきます。

 とても面倒ですが、私は鉄のフライパンが大好きです! 肉を焼いてもおいしく焼けますし、炒め物は、鉄の「炒め鍋」を使っています。とてもアナログですが、自分の思い通りになるところが気に入っています。
 千葉県の「リバーライト」という会社の「極」というフライパンを愛用しているのですが、IHでも適切な温度で使えば、変形もないですし、さびにくい加工を施してあるので、手入れも楽です。

2010年06月

06/18  IHクッキングヒーターと鍋の話 ~両手鍋編~

前回は、片手鍋とやかんのお話をしました。簡単にまとめると、
「水を入れて、片手で使うものは、軽いものが使いやすいよ」ということになるでしょうか・・・。

 さて、今回は「両手鍋」です。4人家族のカレーや肉じゃがを作るためには直径が20~24㌢くらいの両手鍋が必要です。
 煮物を作る時は、片手鍋の時よりも具材やルーの量が多いので重くなります。ですから、両手で持てる鍋のほうが安定感もありベストです。
 また、比較的長い時間煮ますので、熱がゆっくりと、やんわりと伝わり、急激な温度変化のないもののほうが、料理の仕上がり具合も良いようです。

 具体的には、ホーローや多層鍋が使いやすいと思います。多層鍋は底が厚くできているものが多いので、熱がまんべんなく、ゆっくりと伝わります。
(一部多層鍋でもIHに使用できないものがあるので、注意してください)
ホーローでも厚手のものでしたら、炊飯にも活用できますね。(一部、自動炊飯には使えないものがあります)
 また、ホーローなどは、酸や着色汚れにも強いので、「酢じょうゆ煮」や「ワイン煮込み」なども安心して使えます。
 ただ、ホーローはIHの場合、いきなり強やハイパワーで加熱すると、焦げやすいので、中以下で調理してください。

 私はクリステルやル・クルーゼを使っています。また、我が家には炊飯器がないので、岩手の及源さんに作っていただいた南部鉄の「ご飯鍋」で、毎日ご飯を炊いています。(手動で)

 新しく鍋を買おうと思っていらっしゃる方、両手鍋は少々、値段が高くても「一生モノ」ですから、しっかりした造りのものをお買い求めになったほうが良いと思います。
 ひとつの目安として、「SGマーク」付きのものも、買い求める際の参考になると思いますが、外国製の商品には、このマークが付いていなくても使い勝手の良いものがたくさんありますよ。

06/06  IHクッキングヒーターと鍋の話 ~何を揃えたら良いか?~

 「IHにすると、鍋を全部買い替えなければいけませんか?」といまだに言う人がいます。
これは大きな誤解です!
 前回書きましたように、「鉄」「ステンレス」「ホーロー」製で、底が平らであれば、今まで使っていた鍋やフライパンは使えます。

 ただ、IHはガスのように鍋の周囲に炎が出ませんので、取っ手が焼けてしまう、というようなこともありませんし、なべ底もきれに使う事ができます。ですから、「この機会に新しい鍋を・・・」と買い求める方も多くいらっしゃいます。

 そんな時、まず最低必要なアイテムをご紹介します。

 まず、やかん。これは水を入れて使いますし、片手で持ちますので、本体+水の重さが片手にかかってきますから、軽いもののほうが良いでしょう。材質はホーローやステンレスが一般的です。鉄びんを使いたいという方もいらっしゃいますが、その場合は、使い終わったら中をよく拭いて水気を残さないようにしましょう。(さびを防ぐため)

 次にみそ汁などを作る片手鍋。4人家族のみそ汁を作るには、鍋の直径が16~18㌢くらいが使いやすいでしょう。やかんと同様、水を入れて片手で持ちますので、あまり重いものよりは、軽いほうが使いやすいと思います。
 材質はステンレスやホーローのほうが味噌による酸化劣化が少ないです。また、中がフッ素樹脂加工してあるものも便利ですが、中の色がわかりにくいので、やはり一般的なステンレス製のものを私は使っています。

 後は、肉じゃがやカレーなどを作る両手鍋。そして、フライパンです。この2アイテムについては、次回に書きますが、とりあえず「やかん」「片手鍋」「両手鍋」「フライパン」があれば、何とかなると思います。

2010年05月

05/30  IHクッキングヒーターと鍋の話 ~基本編~

よく、「IHクッキングヒーターにすると、鍋を全部買い替えなければいけませんか?」と聞かれることがあります。これは全くの誤解です。
中には「この鍋で、こういうやり方でなければ料理ができない」と、あおるようにして高価な鍋を売りつける業者もいるようですが、そんなことはありません。まず、お手持ちの鍋を確認してください。

 IHクッキングヒーターは、電磁石の理論(これは、中学校の理科の時間に勉強しましたよね。)を応用して「鍋自体が発熱」するようにできています。ですから、磁気が発生するものでなければ、反応しません。簡単な見分け方としては、なべ底に磁石をつけてみれば良いのです。
 具体的には、なべ底が平らで直径が12㌢以上あるもので、「鉄」「ステンレス」「ホーロー」です。

 「鉄」に磁石がつくのは、誰でも知っていますね。でも、中華鍋はNGです。なぜかというと、IHは鍋自体が発熱しますので、トッププレートに接する面積が小さいものは発熱しないように機械が判断しています。

 「ステンレス」は、鉄の合金です。鉄が錆びる「ステイン」ことがない「レス」ように鉄に他の金属を混ぜてできています。主にクロムやニッケルを混ぜます。あの、「18-10ステンレス」などと書かれている数字がクロムやニッケルの含まれている割合を示しているのです。
 なお、ステンレスは、鉄以外の金属の割合によっては、多少発熱の効率が下がるものがあります。

 「ホーロー」は、一部を除き、基本的には鋳物鉄にホーロー加工してあります。ですから、磁石がつくので、使えます。

 では、磁石がつかない(つまり、IHで反応しない)鍋はどうするか・・・・。二つの方法があります。

 IHにはラジエントヒーターが組み込まれている機種があります。これは従来の「電気ヒーター」といわれていたものと同じで、どんな材質のものでも熱くなります。ただ、IHと違って、直接トッププレートの中のヒーターが発熱しているので、紙や燃えやすいものを置けば火がつきます。ですから、この「ラジエントヒーター」だけロックすることもできます。「ラジエントは危ないから」と言って、3口IHを薦める方もいますが、直火が必要な時がありますよね。例えば「海苔をあぶる」「網を置いて、餅を焼く」「アルミ容器に入っている冷凍鍋焼きうどんを加熱する(網の上で加熱してください)」などなど・・・。ラジエントヒーターの熱量ですが、おおよそカセットコンロと同等くらいです。

 もう一つは、「オールメタル」というIHが組み込まれている機種があります。これは、鉄やステンレス、ホーロー以外の金属、例えば「銅」「アルミ」が使えるIHです。
 よく「オールメタルは何でも使える」と言う人がいますが、これは間違いです。「オールメタル」は、あくまでも金属に限ってのことで、しかもある程度の重さがなければ使えません。ですから、「オールメタルは軽い鍋が使える」と思っている人がいますが、必ずしも軽い鍋が使えるというわけではありません。
 また、オールメタルは熱効率も下がります。さらに、高価ですので、よく考えてから機種を選んでください。

 「高価な鍋なら料理が上手にできる」というわけではありません。まず、鍋の特性を理解することが大切です。ですから、次回は具体的に鍋の種類別にお話したいと思います。

05/03  甲州ぶどうの新芽

 私は昨年秋に弟(ソムリエ&カフェオーナー)が立ち上げた「スローフード甲州」というNPOに参加しています。
スローフードの活動については、「スーローフード甲州」の公式ブログ(このHPのリンク集からも入っていけますよ)をご覧ください。

 その活動の一つとして、絶滅が危惧されている地元の特産物を保護しよう!!という内容のものもあります。山梨はワインの産地で、山梨固有のぶどう品種「甲州」を使って作る「甲州ワイン」は、国内外でもとても高い評価を得ているのですが、近年、甲州ぶどうを作る人が減ってきているのです。このままでは、質の高いワインも作れなくなってしまう・・・という危機感を抱いているのです。
 そこで、スローフード甲州として勝沼の葡萄畑を借り受け、昨年から手入れを始めました。

 ぶどうは夏から秋にかけて収穫されますが、実はその収穫までが大変なのです。このゴールデンウイーク中も、ぶどう農家は朝から作業に追われています。
 先日、その葡萄畑の手入れに行ってきました。「てっぽう虫」という虫がつくのを食い止めるために、ぶどうの幹の手入れをし、防虫のための塗料を塗ります。私はほんのお手伝い程度でしたが、ぶどうの実の収穫までの大変さを改めて感じました。

 ちょうど、甲州ぶどうの新芽の出る時期だったので、写真を撮りました。同じ畑にデラウエアの木もあるのですが、デラの新芽は少し紫色をしていて、こちらもかわいいのです。

 甲府盆地を見下ろす山の斜面に畑があるので、晴れた日は遠く南アルプスまで見渡せます。作業は大変でしたが、気持ちの良い一日でした。


2010年04月

04/28  心が美しいということ

 先日、クリナップさんのセミナーのため、滋賀県に行ってまいりました。休日返上でショールームのアドバイザーの皆さんが参加してくださいました。
 クリナップさんのアドバイザーの女性たちは、どこのショールームも美人揃いです。いつだったか、所長さんに「(アドバイザーの)採用に、厳しいクリナップ基準があるんですか?」なんて、失礼なことを質問してしまったこともあります。
 本当に、みなさんきれいな方ばかりです。

 滋賀のセミナーの時に思ったのですが、まず、姿勢が良い!!セミナーを受講するだけなので、姿勢など関係ないのでしょうが、日頃の心がけがすばらしいのですね。同様に、挨拶が美しかったです。
 お客様に接する仕事なので、挨拶や姿勢、笑顔は当たり前なのかもしれませんが、自然に身についている感じで、とても心地良かったです。
 そして、誰彼ともなく、私が実習の準備などしていると、さっと手伝いに来てくださいます。それも上司に指示されたわけではなく、ごく自然に。

 そして、さらにすばらしいと感じたことは、皆さん勉強熱心です。長時間の講義にも一所懸命メモをとり、セミナー終了後は、たくさんの質問が出ます。後日、「お客様から、こんな質問があった」「あの時に使っていたフライパンのメーカーが知りたい」「実習したレシピを試してみた」・・・・と、たくさんのメールが届きます。特に、○○ショールームだけ、というわけではなく日本全国、どこのクリナップさんのセミナーでも同じです。
 
 そのクリナップさんのアドバイザーさんからの御質問で、最も多いのが「IHと鍋」についてです。そこで、次回からは
IHと調理道具について連載していきたいと思っています。引き続き、お時間のある時にこのブログを覗いてみてくださいね。


 最近「トイレの神様」という歌が話題になっていますよね。風水の考え方でも、トイレ・お風呂・シンクのような水回りをきれいにすることは大事なことだそうです。きれいに磨くということは、心も磨くことになるとか・・・。さすが、水回りのトップメーカーだけのことはありますね。容姿の美しさは外見だけでなく、心の美しさだと実感しました。


04/09  地デジカとのツーショット!!

 今日は、地元のTVに出演しました。ひさしぶりの生放送だったので、緊張してしまいました。

 もうすぐ地デジに完全移行になりますよね。我が家のテレビも、そろそろ買い替えなければ・・・・と思ってはいるのですが、なかなかまだ元気なアナログテレビを捨てるのもしのびなくて・・・・。
 地デジになると、きれいな映像を見ることができて良いのですが、出演するほうは返って大変です。以前、カメラマンさんから「白髪の1本1本、顔のシミ・しわ、すべて映っちゃいますよ。」と言われ、ぞっとしてしまいました。
 私は料理を作るのが仕事なので、顔よりもむしろ、手のほうが映る時間が長いのです。手は年齢をごまかせませんよね。仕事柄、手荒れはしかたないとはいえ、やはりきれいに映りたいのが女心(?)です。

 その手荒れをカバーしてくれる強い味方は、「食器洗浄機」です!水の使用量は手洗いの1/6と言われています。とってもエコです。さらに、手荒れもずいぶんと軽減されます。また、高温で洗うので、殺菌作用もあり、私のなくてはならない相棒です。

 地デジのお話からずいぶんと飛躍してしまいましたが、この番組で紹介した調味料などの情報は、テレビ山梨さんのHPなどでチェックしてください。


04/01  新年度のスタートです。

 甲府の桜も満開で、いよいよ新年度がスタートしました。
 長い間お待たせしていまいましたが、ホームページもリニューアルしました。

 今年は、桜の花が咲き始めてから寒い日が続いていましたね。桜は咲き始めから5日~7日経つと満開になるそうですが、今年は10日くらい桜が楽しめそうです。
 山梨も長野も、桜の花が咲く頃はまだまだ周辺の山に雪が残っていて、満開の桜のバックに雪をいただいた南アルプスや八ヶ岳との対比が美しいです。
 今年は7年に一度の諏訪の御柱祭もあるので、春が来ただけでなんだか、ワクワクします・・・・。

 今後も、料理だけでなくIHクッキングヒーターはじめオール電化のことや、調理道具などの情報提供もしていきたいと思っています。また、一昨年から始めたティーセミナーも内容が充実しました!! 「オトナ女子の手芸教室」なるものも計画中です。昨年「キッズデザイン賞」をいただいた食育もパワーアップしていきたいと思っています。
 どうぞ、末永くよろしくお願いします。

これからも宜しくお願いします。
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